穏やかな海で知られる瀬戸内。その温暖な気候と豊富な水資源を背景に生まれたのが「瀬戸内キャビア」です。今回訪れたのは、香川:東香川市引田の中学校でした。

体育館を改装して作った水槽には地下水から汲み上げた澄んだ水が絶えず循環する池には、ゆったりと泳ぐチョウザメたち。海に近い立地ながらも淡水の環境で育てられる彼らは、ストレスの少ない環境でじっくりと成長していました。案内してくださった代表板坂様は、「この地域の柔らかな水質と気候が、クセのないキャビアに仕上げてくれる」と誇らしげに語ります。
実際に試食させていただいた瀬戸内キャビアは、粒立ちが美しく、口に含むとしっとりとした舌触り。まろやかな塩味とともに、瀬戸内の海風を思わせる清々しい香りが広がり、余韻には海藻のようなコクとほんのりとした甘みが余韻に残ります。クセが少なく穏やかな味わいは、まさに瀬戸内の風土を映し出すかのようでした。

温暖で豊かな瀬戸内の恵みから生まれるキャビアは、和食の繊細な料理にも、洋の華やかな一皿にも寄り添います。
その味わいは世界の有名レストランガイド『ゴ・エ・ミヨ(Gault&Millau)2020』にて、日本の食材の最高峰に贈られる「テロワール賞」を受賞されました。

温暖で豊かな瀬戸内の恵みから生まれるキャビアは、和食の繊細な料理にも、洋の華やかな一皿にも寄り添います。瀬戸内の穏やかな海景とともに味わうそのひと粒は、日本ならではのキャビア文化の広がりを実感させてくれるものでした。
ご対応いただきました板坂代表ありがとうございました。

⸻
【協力】
株式会社CAVIC











一般社団法人日本キャビアソムリエ協会 代表理事
株式会社幸コーポレーション 代表取締役/フレンチ「フィレール」オーナーシェフ
世界12カ国(フランス、スペイン、ドイツ、イタリア、ポーランド、ラトビア、ブルガリア、イラン、マダガスカル、ウルグアイ、シンガポール、中国)と日本1道15県、100種類以上のキャビアを食べ比べてきた。
産地を自ら訪ね、国内の生産者との交流を重ねるなかで、キャビアが「高級な珍味」としか語られておらず、味の違いやその背景がほとんど知られていない現状に向き合う。各地で「キャビアフィッシュ解体ショー」を開催し、素材そのものからキャビアを伝える活動を続けている。
大阪・お初天神のフレンチ「フィレール」では、オーナーシェフとして日々キャビアを扱う現場に立つ。
信念は、「キャビアは、知るほどおいしい」
Facebook Instagram
監修記事一覧 → こちら