このたび、毎日新聞社様により、当協会の視察の様子を取材・掲載いただきました。
私たちは「キャビアと日本酒の相性の素晴らしさ」を国内外へ広く発信してまいります。

Contents
視察概要
2025年5月、一般社団法人 日本キャビアソムリエ協会は以下のメンバーにて、三重県内のキャビア生産現場と地酒蔵を訪問いたしました。
チョウザメの生態に触れる
- 代表理事:出口
- 専務理事:大西(Miss SAKE 代表理事)
- 2024 Miss SAKE JAPAN:南(キャビアソムリエ)
この手法では、魚の排泄物をバクテリアが分解して液肥とし、その水でクレソンを栽培。その水が再び魚の育成に使われるという環境負荷の低いサイクルが実現されています。
クレソンによって水質も改善され、結果として「野菜の収量は従来の2〜2.5倍」、加えて「キャビアフィッシュ(チョウザメ)の身肉」も得られる高効率な生産モデルとなっています。


アクアポニックス
三重県初のキャビア生産に取り組む「スタージョン・ロハス」様の養殖現場を視察。アクアポニックスと呼ばれる、水耕栽培と養殖を組み合わせた循環型の持続可能なシステムについて学びました。

地酒「作」とのペアリング
午前中には、三重の地酒として世界的な評価を受ける「作」を醸す【清水清三郎商店】様を訪問しました。

■ ブランド名の由来:「作(ZAKU)」とは?
「作」は、「造る(つくる)」という動詞に由来。
自然と人、米と水、醸造と感性が一体となり、「共につくる酒」であるという意味が込められています。

■ 酒造りの理念
「名脇役に徹する日本酒を」
料理の風味を引き立てる存在として、食との相性を第一に考えた酒造りを追求しています。
- 味の主張はしすぎず、しかし記憶に残る
- モダンで洗練された香りと、ふくよかで繊細な旨味の両立

■ 海外での評価・受賞歴
- インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)金賞常連
- JAL国際線ファーストクラス採用(複数回)
- 世界各国のミシュラン星付きレストランでも採用
キャビア✖️レストラン✖️地酒のペアリングディナー
ディナーには【奥伊勢フォレストピア】様にて、奥伊勢キャビアとキャビアフィッシュを特別に持ち込み、日本酒とのペアリングディナーを実施いたしました。

調理法により変化するキャビアフィッシュの味わいも体験:
- カルパッチョ:ぷりぷり・コリコリ
- スモーク:しっとり・ほろほろ
- 蒸し:ふわふわ・上品
キャビアはベステル種で、「ふわっととろける食感」が特徴。特に奥伊勢キャビアはフレッシュながら驚くほど滑らかで、製法の秘密については「企業秘密」とのことでしたが、確かな品質を実感しました。


酒乃店もりした協力 森下社長セレクトの日本酒とのペアリング
- 三重県・伊勢志摩を拠点に、日本酒・焼酎・ワイン・リキュールなど、約600種類以上のお酒を取り扱う専門店ですyoutube.com+9ise-kanko.jp+9morishitasaketen.com+9。
- 「作(ざく)」や「而今」「黒龍」「飛露喜」「醸し人九平次」など、全国の銘酒の正規特約店として知られており、県内でも希少銘柄を扱う数少ない店舗の一つですmorishitasaketen.com+1morishitasaketen.com+1。
🏬 店舗概要
- 所在地:三重県鳥羽市大明西町20‑6(本店ほか、伊勢神宮内宮前やおかげ横丁にも店舗あり)morishita.base.ec+7morishitasaketen.com+7facebook.com+7
- 営業時間:10:00〜17:00(年中無休または年始のみ休業)
- サービス内容:オンライン販売・配送やペアリング頒布会など、飲食店・業者向け案内にも対応morishitasaketen.com+1morishitasaketen.com+1。
特徴と魅力
- 豊富で多彩なラインナップ
県産酒のみならず、全国各地の厳選銘柄を取り揃え。特にプレミアムな地酒が充実していますmorishitasaketen.com+1morishitasaketen.com+1。 - 地域密着の専門性
地元・三重県産酒の紹介と、観光エリアの伊勢志摩での展開に強み。伊勢神宮周辺に複数の直営店や居酒屋を併設しています。 - 提案力ある接客・ペアリング
店舗ではスタッフが地酒に詳しく、季節や食事に合わせた提案が可能。ペアリング頒布会なども定期開催しています。

メッセージ
キャビアフィッシュは、世界的には高級魚として評価されていながら、日本国内ではその存在が広く知られていません。しかしながら、身肉は高たんぱく・低脂質で栄養価も高く、味わいにも優れた食材です。
当協会では、キャビアのみならず、その副産物としての魚肉の魅力も広く伝えていくことを日本の食文化を紡ぐ使命と捉えています。
今後の展開
今後は、**「キャビア × 地酒 × レストラン・宿泊施設」**の連携による観光コンテンツ開発、
県内企業との横連携による地域招致力の強化を目指してまいります。
なお、次回の産地視察は以下を予定しております:
■ 日程:2025年10月18日〜20日(宮崎県)
■ 同行予定:アカデミー・デュ・ヴァン川島講師
キャビアと地元名産品の調和を追求し、「一粒の贅沢を、文化に育てる」活動を今後も続けてまいります。
一般社団日本キャビアソムリエ協会 事務局
<本社>〒105-0012東京都港区芝大門2-10-7
桜門会ビルⅡ 4F
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